第64回 我が家の前に高さ106mのビルが建つ

ほぼコツ通り商店街の四分の一を閉めるJR南千住駅前の西口地域に地上29階地下1階塔屋2階からなる106mの高層ビルが18年12月から建ち始めます。

7階から上が分譲住宅(215)戸、1~2階が店舗、2~3階が公益施設・事務所、4~6階が105台収納の駐車場、地下1階が駐輪場(750台)の規模です。

18年度のスケジュールを見ると12月より建物の取り壊しが始まる予定であり、21年度に完成とのことです。(南千住西口駅前地区市街地再開発組合理事長兵頭正智氏のパンフレットによる)駅前には都バス22系の発着場とタクシー乗り場が作られ駅前よりコツ通りに抜ける道が3本できます。

1本目は施設ビル内に現在の金太楼寿司から洋菓子のスヴニール前に通っている道路が、オープンモールとして商店を軒並み揃えて駅前商店街の顔とします。2本目はパチンコ店の南側に巾4mの敷地内通路「歩行者専用」が作られ、駅からコツ通りへ行き来ができます。3本目は駅前からのバス路線で回向院前のガード下へ。

我々住民は、新しいビルが南千住の拠点となって活気あふれる駅前になることを期待して完成する日を楽しみに待っています既存の商店主達は、2~3階に出来る公益施設に集客能力ありとみて、その流れが商業活動に結びついてくれることを期待しています。

もちろん、我々も個性を発揮しお客様がご来店くださるように最大の努力と工夫を重ねて行かねばなりません。

サヨウナラ、鯛焼き屋・焼き鳥屋・柳川屋・とんかつ屋等、駅前の商店街の中にはたくさんの個性あふれるお店がありました。

戦前戦後からいらして住みなれた土地を離れる方々お達者で、残された我々小売商もどのように街が変化して行くのか不安感でいっぱいです。

新しいビルが町の活性化の起爆剤となってと願い、全員が一致協力して消費者の皆様に愛される小商人として日々努力します。

人情あるしたまちの良さと歴史あるコツ通りに、にぎわいを取り戻せるように応援をしていただきたいと節にお願い申し上げます。

2006年10月13日

すまいるたうん13号