第70回「奥の細道」松尾芭蕉と健康ウォーク
3月22日千住新橋「荒川放水路」にかかっている橋の袂にある「学びピア」で松尾芭蕉に関係のある地域の伊賀上野・栃木黒羽・江東区深川・荒川区南千住・足立区千住・埼玉県草加市の方々と東京新聞したまち支局長が集まり、足立区職員の司会で「おくのほそ道」ネットワーク会議を開き、広域交流を図り元気な地域作りをしようと熱心に話し合いました。
また3月25日に第13回「奥の細道矢立初めの俳句大会が天王様「素盞雄神社」で開かれ600余名の参加をいただき、俳句に対するファン層の厚さを感じました。
日暮里の養福寺には寛政4年(1792)谷素外によって建てられた松尾芭蕉の師匠で大阪の俳人、談林派の西山宗因の碑があります。天王様には文政3年(1820)建部巣晁の画と亀田鵬斉の書で千住2丁目の山崎鯉隠により建立された松尾芭蕉の奥の細道への旅立ちの記念碑があります。芭蕉は貞門派だそうです。
南千住と日暮里に天下の大俳人のお二人の碑があることは素晴らしい事で、これを足がかりとして天王様を基点として南千住の商店街を歩んで詠んで食べて買物して語らって、健康になる芭蕉健康ウォークを考えています。商店街に健康ウォークコースを作り距離表示とコース案内と芭蕉の句を併記し歩いた距離に応じて健康度合を判定し、商店街のポイントでスタンプを押して回りゴールでもれなく記念品や抽選で賞金やクーポン券がもらえる仕組みです。
健康と歴史の学習と史跡観光を兼ね商店街へ人を呼び込む方法としたいのです。ガイドマップを作り、スタンプ帳の配布・完走証明書の発行で毎月一回開催し、今第3土曜日のお地蔵さんの富くじ市のようにやっていきたいと計画しておりますので、その節にはぜひ、ご参加を願います。
今住んでいる土地を愛して下さい。町の歴史を知り、地域の人々と交わって下さい。南千住は良い町ですよ。天王様の祭りも6月1日2日3日と決まりです。参加しておおいに楽しんで下さい。
2007年4月13日
すまいるたうん31号