第60回 続心臓病の話
自分が心臓病で倒れるとは思ってもいませんでした。
心臓病は、15歳~54歳の発生率を一とすると55歳~74歳は、その8倍、75歳以上になると50倍にもなる病気です。
2004年の8月に倒れ、カテーテル治療法で健康を取り戻したことは第50回の南千住一口話で詳細に報告させていただきました。
その後、その年の12月1日に再診検査入院、カテーテルで造影剤を冠動脈したところ、このままではいつ死んでもおかしくない状態であることが判明しました。
その月の20日再入院し、22日6時起床、7時に薬を飲み8時手術室へ。9時に、胃袋の裏側の動脈1本と肺の裏側の動脈を1本、左手の動脈から2本の計4本を冠動脈の代替として使用する心臓バイパス手術を開始しました。
担当医木村先生に手術の必要性と手術の仕様、危険率のことや6名のチームで手術にいどむと話され、午後3時には終わるんだなあと考えているうちに意識が無くなり、気がついた時は夜の7時頃、身体中が機械だらけでまるで怪獣のようでした。
丸3日間苦しい時を過ごしましたが、思い切って手術を受けてよかったと今年の天王祭を終え、つくづくその思いを深めています。
同じ病気で悩んでいる方、話を聞かせますよ。積極的に進みましょう。
明るく前向きに一歩一歩と。
2006年6月13日
すまいるたうん創刊号