第118回 子を育てる
七月一日、あいにくの雨模様の中を午後3時30分から青少年の健全なる育成のために南千住地区の各関係団体が国道四号線「新日光街道」を南北の軸として西側筑の方々はジョイフル三ノ輪商店街「江戸時代の伊勢亀山藩の大名石川屋敷跡」の瑞光公園(命名は天王さま素蓋雄神社の神様の石である瑞光石に由来する」に集合。かたや東側地区の方々は旧国鉄用品庫の跡地に集合して雨足の強くなる中を各所の配布場所に散らばっていただき、PR品(キズバンド・ポケットティッシュ・メモ用紙)を通行人に配布していただき、5時30分には解散となりました。雨の中、お忙しい時間を割いていただきました各団体の皆様には心から御礼申し上げ感謝致します。
この事業の目的は明るい社会にして健全な青少年の育成を目指して学校関係者はもちろん子ども達を見守っている大人たちが力をあわせて活動を行っている行事の一つです。この宣伝活動の後に例年ですと社会を明るくするパレード(南千住第二中をスタートしてコツ通り商店街・仲通り商店街を通り日光街道を通り抜けてジョイフル商店街を通り南千住第一中で解散するコース)を各小中学校の生徒による鼓笛隊やブラスバンドや天王太鼓等による演奏が賑やかに繰り広げられる大行進が行われるのですが、本年は中止となりました。
さて、江戸時代の本「和俗童子訓(子供の育成教育書)に書かれていますが、子供の教育基本は家庭にありとし、第一の基本は母親にあり、第二の基本は父親と母親にありと書かれています。
日本は敗戦(1945)以後の経済成長の素晴らしい発展による社会生活の変化が大きくなり、物資面が金さえあれば何でも十分に手に入る時代になりました。
精神面の伝承がすごく遅れてしまって子供達をしつけるノウハウが混沌としてしまい、戦後66年が経ち、一本筋のない自由気ままな言いたい放題、やりたい放題の社会になってきてしまい、弱ければいじめる・金があれば、へつらってペコペコする・ルールを守らず自分勝手にやる・周囲の人の事を考えない大人が多くなってきまし 。少しでも、社会の人達に奉仕するという考えを持つ大人が一人でも増えていってもらいたいです。
子供を育てる基本は家庭にあります。社会生活の教育は家庭です。学校は知識を教育するのが主の場所で家庭ではありません。
家庭の基本は母親です。母親は偉大です。子供に尊敬されて人生の目標となるような親になってもらいたいです。自分の欲望の為だけに家庭を崩壊させて悪い子供を作り出している大人達を多く見かけます。
親になったのだから自分を律して我慢することを覚えて下さい。
自分自身も悲しんでいる老人の一人です。
目的意識を持ち、人を思う心を持つ子供達を育てて行きましょう。大人達が力を合わせて。 仙成こと杉山六郎
すまいるたうん184号 平成24年7月13日