第56回 コツの商店で体験学習

荒川区立第二瑞光小学校三年生21名が今年もコツ通り商店街で各種の営業形態のお店を選んで体験学習を行いました。基本的には1店舗2名で参加し、1時間30分位の時間で予定し実行しました。

我が店に参加した4名(男子2名女子2名)は調理が好きとの希望で、エプロンをつけ、バンダナで髪を覆い、喜んでやってきました。早速、手を洗い、洗浄した玉ねぎ・キャベツ・ソーセージを包丁で刻んでもらい、焼きそばと肉とを用意して、いよいよ「ソース焼きそば」の調理実習です。

マッチ棒を擦って火を付けることをやってもらいました。全員初めての経験でしたが、3~4回繰り返し練習して上手く付けられようになりました。マッチ棒を素直に持つとすぐ火が上へのぼって指先を熱くしてしまうのでm横に持って着火すること、風が来たら手のひらで風を防ぎ、火が消えないようにすること等、すぐに覚えました。

次は鍋に油を入れ熱くしてから最初に肉を入れ、火が通ったら野菜を入れ、しんなりとしたら、「そば」を入れ味をつけて出来上がりました。全員が銘々に調理して食卓で自分の作った作品をオレンジジュースを飲みながら見事にきれいに平らげました。

小さい子供達に色々なことを体験させたいと思います。良いこと悪いことを教え、危険性もよく教えてどしどし家庭でも家事を男女の区別なく手伝わせて下さい。最初は自分の身の回りから、そして外での経験を増やしてあげたいものです。机に向かう勉強だけでなく、汗を流しての手伝い仕事とか外出しての買物の手伝いとか、全て親や大人がやってしまうのではなく、失敗してもねぎらいの声を掛けて再挑戦させて下さい。積極的に人々と交じり合わせ会話を交わすことが大切であると考えます。

平成16年12月