第55回 続・延命地蔵の富くじ市

平成15年11月に「史跡 首切地蔵」のよだれかけが、あまりにもよごれて汚くなったのでコツ通り商店街で新しい物に取替えようと水野住職にお願い致しましたところ、快く賛同して頂き、同月の22日午後1時から「新よだれかけ」の着脱式が厳かに営まれました。

記事は本書第40回に書きましたが、その時から富くじ市が開かれるようになり、平成16年(2004)1月の第三土曜日午後1時に第一回が開催されました。

53名のお客様が集まって下さり、コツ通り商店街の「買物券500円」と各店舗の割引クーポン券や豆腐店や酒店の無料券、そして参加者のお土産として一品3000円~100円までの品物を差し上げております。お地蔵様を参拝してから帰る方もいらして延命寺さんにも良かったなあと思いました。

その後、11月まで行っていますが、最高の人出で63名です。無料券以外のクーポン券は引換率30%位でまだまだの状態です。宣伝もあまりしてなく「口コミ」のみで行っているためかもしれませんが、「継続は力なり」の言葉通り細々とでも続けて行き、各店がお客様に本当に喜ばれる品物を考えていくしかないと思っています。

各店主が「もうだめだ」と考えてやる気がないのが一番気にかかります。このままでは、小売の商店街が消えてなくなってしまい、地域の祭礼やイベントが縮小か廃止に追いやられていくことになるでしょう。小売商の行く末が心配です。

今、地蔵尊に観光目的で訪ねていらっしゃる方々に持ち歩きやすく安価で、価値があり、末永くご愛用頂けるお土産グッズを考えております。キーホルダー・ストラップ・絵はがき等、どうぞ皆様も考えて下さい。

平成16年12月