第53回 JR南千住駅が変わった

南千住駅がリニューアルされ、見違えるようにきれいな近代的な駅となりました。それは科学都市「つくば」と電脳都市「あきはばら」とを結ぶ「つくばエクスプレス」の開業に伴う工事がほぼ完成したためです。JR南千住駅と隅田川貨物駅は平成8年に満100周年を迎え、その9年後(平成17年)の秋に新線が開通することになりました。11月13日(土)の夜から14日(日)の午前7時までに仮設線路にあった上り線が新しい本線への引き替えで開通が始まり、新駅の使用が出来るようになりました。駅内にはエスカレーターもあり大変便利になりました。

思えば108年前、一面の浅茅ヶ原に当時の日本の国のエネルギー源の中心にあった石炭を常磐炭鉱から市内に運ぶ為、水運の良かった南千住が選ばれました。隅田川貨物駅ができ、その翌年の明治29年12月25日に南千住駅も開放され、南千住にあった「日紡」「鐘紡」「製絨所」「板紙会社」「ガス会社」「石油会社」等の大企業が多く存在し、その工場に勤める人々の乗降駅として南千住駅は発展していきました。

来秋2005年には新線つくばエクスプレスが、つくば市駅から秋葉原駅まで45分で開通します。地元にとって、どのような経済効果が表れるか、また我々小商人がどのように対応し、その利便性を生かしていけるかに鍵があると思います。

100余年前、鉄道が敷かれて駅が出来たことにより町が大発展しました。今、新しい鉄道がまた一線増えることで、この地域が大いなる飛躍が出来るか、我々住民は、努力して行かねばなりません。

頑張りましょう。明るくプラス志向で、皆で手を取り合って先人達の頑張りに負けないよう元気でいきましょう。

平成16年11月