第41回 南千住七福神

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

いよいよ四月から南千住駅東口のW街区に大型商業施設が開店します。

JR 西口駅前で計画されている28階建てでの再開発ビルも組合設立が許可され、これが出来ると大きく街の様相が変わります。

汐入とコツ通りとを結ぶ331号線も程なく開通の見通しです。めまぐるしい生活の仕組みの変化に私はとまどいを感じております。

浅草・下谷・谷中・北千住・亀戸・柴又・隅田川と周辺には七福神巡りのコースがあるのに、これだけ神社仏閣に恵まれている南千住に七福神巡りがないのが不思議です。

より多くの人達にも南千住に来ていただいて南千住の良さを知っていただきたいと思い、今一生懸命に七福神巡り企画に努力しております。

皆様のご協力もお願い致します。

さて、お正月にはお雑煮を召し上がりましたか?

我が家は四角のお餅で鳥肉に小松菜を入れたすまし汁です。皆様のご家庭はどのようなお味でしょうか。

話題は少し変わりますが、先日参加した新年会にて、お料理の食べ残しの多さに驚きました。各家庭でも同じ状況だと伺っています。敗戦前後、深刻な食糧難の時代に食べ盛りだった私の経験から申し上げると良くない事ではないかと考えます。

父はなけなしの袢天をリュックに詰めて農村に買出しに行きましたが、帰り道に警察官に捕まり、全ての品物を没収されてしまいました。

現在の回向院のガード下で毎日のように「かつぎ屋」さん等が、捕まり警察に連れて行かれました。

時の流れを感じます。

現在は食べたい時に湯気の立った炊き立ての美味しい御飯が食べられます。

心から感謝しています。でも、まだこの辺にもその御飯が食べられない人が大勢いることを知るべきです。

まいたうん60号(2004年1月20日発行)