第2回 1935年(昭和10年)のコツ通り商店街

今、私は1935年(昭和10年)のコツ通り商店街の構成配列図と2000年(平成12年)の図を見比べています。ビックリすることは、商店の数が減っていることです。

65年前には、お地蔵様から天王様に向う左西側だけで78店舗(現在は45店舗)ありました。いかに今、小売商の存在が、大型店と24時間コンビニエンスストアにとって替えられているのがありありと理解できます。

時代の流れとはいえ、これから先どんどんお店を閉めなければいけない状況では商店街が死んでしまいます。そればかりか町の伝統文化(天王様の祭礼やコツ通りの納涼盆踊り大会など)が資金難のため、維持することが難しくなると予測されます。

それぞれの店が知恵を絞って生き残っていかなければいけないでしょう。

◎ 昔あって、今はない商店を挙げてみます。【内容は似ているようですが、名称が違っています】踏み切り際よりはじめます。

縄屋・農機屋・ミルクホール・石屋・床屋・占い屋・蓄音器屋・荒物屋・下駄屋・呉服屋・竹屋・かもじ屋・瀬戸物屋・乾物屋・鰹節屋・足袋屋・草履屋・芋屋・仏具屋・帽子屋・氷屋・小間物屋・カフェ・佃煮屋・ローソク屋

読者の皆さん、いくつ位、何の商売か判りましたか。

まいたうん20号(2000年9月20日発行)第2回