第15回 江戸の力自慢を復活する

今年の26回コツ通り盆踊り大会も、皆様のお陰を持ちまして盛況のうちに終了しました。

去年よりも人手は多く7500人余、踊り手も二日間で500人以上の方々に楽しんでいただきました。そのほかの新しい催物として力自慢大会が行われまして、18歳から60歳まで20名の男子による「力」の競い合いで、その結果、1位の斉藤弘昌さん(38歳)は60kgを持って40m歩き、次に80 kgを持って20m歩いて優勝し、賞金と副賞の米10 kgを獲得しました。次回も大勢の力自慢さんに集まっていただきたいです。

この賑わいも先人方の努力の賜物と役員一同感謝しております。

通算33回の盆踊り大会のうち先の7回は、昭和43年(1968)より現若林清子議員宅の隣に常磐稲荷の講として始められ、故若林広吉氏・故高田国蔵氏・現防犯協会会長井上浅雄氏等により第ニ瑞光小学校の校庭において行われました。

その後、昭和50年よりコツ通り商店街の繁栄を願って商店街のイベントとして今日まで運営してきました。これからも楽しい企画を盛り込み、継続して行きたいと思っております。

さて、先日コツ通り商店街の中程で質屋を営んでいる石井さん方で、千住大橋が鉄橋に変わったときの最後の木材で作られた恵比寿様と大黒様が保管されていることが判りました。

非常に貴重な品だと思います。一般に公開ができればと考えています。

千住大橋についてはまた書きますが、私の祖先が江戸から明治へと水防組という組織のもとに身体に命綱を着け、増水時に流木等で橋桁が破壊しないように「トビグチ」で流すことをやっていました。

私の父も14歳の時からやったそうですが「大変恐ろしい仕事だった」と言っていました。

まいたうん33号(2001年10月20日発行)