第1回コツ通りの名の由来

コツは骨ではありません。地下鉄工事(日比谷線)・道路拡張工事・常磐新線工事などで、たくさんの骨(特に常磐新線ではバケツ一杯分の頭蓋骨が出てきました。)が出て来ました。しかし、そのために「骨通り」と名がついたのではないので、「骨通り」ではなく「コツ通り」と公文書にお書き下さい。

江戸時代の古文書には当て字でコツを骨と書いてある書物もありますが、昔々、一面に人間の背丈程の葦(あし)が生えていた原っぱ(浅韋が原あさじがはら)に小さな山がところどころにあり、そこが小塚はら(コツカッパラ)と呼ばれ、【小塚とは、おわんを伏せたような小さな土の山】それが永い間、人々に言い伝えられ、小塚原町という町の名前になり、人々が往来する通り(当時は巾8M位)の呼び名になったという話です。