命を大切に生きましょう

 本年もよろしくお願い申します。
一人暮らしの年頭の朝、目が覚めて自分の意志で身体を動かせて考えられて日常生活を一人で営むことができ、明日の食事に困るような経済状態でもなく隣人の方々とも言葉を交わす時間も持てて本当に幸せな新年を迎えられ感謝の気持ちでいっぱいです。寝たきりの人が全国で数十万人もいて認知症の方も460万人余いると報道されていました。これからますます人の手をお借りしなければ生活し生きていけない人が増えていく社会になると発表されました。
私の妻もまる八年間、皆様の手をお借りして生きておりました。私一人では彼女の生活を支えていくことはできませんでしたので大勢の方々のお世話になり何とかやってきました。
新しい年を迎えたことは、これからの人生を考える良いチャンスです。ぜひ、皆mさんも考えてみてください。
日本の社会もいよいよ経済格差が激しくなり、アメリカの社会が行ってきた後を同じように追いかけています。
1月8日の米ニューヨークの新聞記事に一日の十分な食事が取れない人が市民の2割の150万人いて子どもは40万人が満足な食事が取れていないと報じています。日本も大企業の幹部や給与と身分保障されている従事者だけが満たされる社会となってきているように思います。皆で助け合いながら生きてきた共同の互助の精神が無くなり、強い者が弱い者を踏んづけて生き残る社会になりつつあります。
良い例が町の小売商です。年々廃業の店が増えてきています。暗いシャッター通りとなってきました。大型スーパーとコンビニが軒を並べて販売競走です。小売商もチエと身体を使ってマネをしなさいと言われてますが金が無くてできません。一昔前でしたら、町の酒屋米屋などは規制があり範囲内で商売が成り立って生活ができ、同業は常識として隣りに同じ店を出店しないものでした。しかし、今では同じ店を並べて資本力でつぶしてしまうのです。一般でも特別な技能の無い人や学歴の無い人は仕事を探すのが難しいです。地方から東京に出て来て住む場所を確保するだけでも大変で家賃が収入の大半を支出することになり一人でも生きていくのがつらい時代となりました。テレビ等では豊かな暮らしをこれでもかと放送され、いやが上でも欲望が高まります。25年12月27日の新聞に一番死刑執行した(一年間で8名)谷垣法相が「罪はもちろん憎むべきだが、みんなが非常に可哀想な子供時代を送った人ばかりでこういう生き方しかできなかったのでないかと感じさせられる面もあった」と述べています。
いかに子供時代に親や社会との中に豊かな愛に包まれて成長させなければと強く思います。弱者をみんなで支え合える社会でありたいです。